純日本風の庭園として知られる慶沢園は、
京都から住友家がこの地に移った際、約10年をかけて本邸(茶臼山邸)とともに造園した庭です。
この庭園の設計・施工を担当したのは、当時の高名な庭師であった「植治」こと小川治兵衛。
治兵衛は山縣有朋の無鄰菴を手掛けて以来、京都を中心に活躍し、
日本の近代造園史に大きな足跡を残しました。
その作品の多くは、国や京都市の名勝などに指定されています。
1925年(大正14年)に住友家本邸が神戸に移転したことで、
慶沢園に隣接する旧本邸敷地(現・大阪市美術館)は、茶臼山邸とともに大阪市へ寄贈されました。
その後約100年の年月を経て、住友家縁の地に、住友不動産によって
25階建てタワー(総戸数179戸)が誕生します。
天王寺の都市と自然の最前列に位置する「シティタワー天王寺」。
Osaka Metro御堂筋線「天王寺」駅徒歩5分圏物件としては、実に10年ぶりとなります。