三大都市圏の中心・名古屋は、リニア中央新幹線開業も決定し、そのポテンシャルの高さに国内外から注目が集まる街。そして、その名古屋の中枢を担う都心部では、都市機能をさらに便利で快適に進化させるため様々な再開発が進行中。名古屋地区・栄地区・名城地区の三大エリアの連携の強化により、都心全域の利便性のさらなる進化に大きな期待が高まっています。
2015年に「大名古屋ビルヂング」が完成したのを皮切りに、高層ビルの建設ラッシュで大きく生まれ変わった「名古屋」駅周辺。“世界に冠たるスーパーターミナル・ナゴヤ”として、国内のみならず、国際的な都心拠点にふさわしい街づくりを目指し、さらなる開発が今も進行中です。
2017年にオープンした大型複合施設。「納屋橋」堀川沿いの新たなランドマークとして誕生しました。歴史風情漂う街並みに調和する建物には、スーパーマーケット・ホームセンター・フードコート・24時間営業のフィットネスなど多彩な施設があり、活気ある街を形成しています。
旧御園座の建て替えプロジェクトとして完成した「御園座タワー」。和の格式と伝統の継承をテーマに、建築家・隈研吾氏が監修した建築は、なまこ壁の意匠デザインを踏襲。歌舞伎、演劇、ミュージカルなどの話題作を催し、客席数1,298席の劇場として、新しい名古屋の文化を牽引します。
人気の観光スポット・名古屋城の周辺エリアが、さらなる魅力的な街へと変貌。現代の城下町をモチーフにした金シャチ横丁が2018年にオープンし、新たな賑わいの拠点となっています。また、名古屋城天守閣の木造改修も、2028年の復元完成を目指し話題となっており、さらなる観光地の象徴として期待されます。
「にぎわいと魅力にあふれた世界に誇れるシンボル空間の形成」を目指し、栄地区を構成するメインストリートである広小路通・大津通・錦通、公園を含む100m道路の久屋大通および地下空間において、訪れる人々の利便性を確保・向上しつつ歩行者を中心とした空間の整備や活用促進のための様々な取り組みが進められています。
久屋大通公園の「北エリア」「テレビ塔エリア」「南エリア」の空間イメージを、それぞれ「都会の安らぎ空間」「観光・交流空間」「にぎわいの空間」と想定。このうち北エリア・テレビ塔エリアについて改正都市公園法による新制度「Park-PFI制度」を活用し、公園内において飲食店・売店等の設置や、園路・広場などの整備を実施予定。テレビ塔を中心として南北に通じるシンボリックな景観軸を形成、イベントなどの開催により賑わいを生み出します。
豊富な緑を活かした落ち着きのある憩いの空間を創出し、気軽に利用できる公園を目指します。
テレビ塔のシンボル性を強化し、観光客や市民が広く交流できる公園を目指します。
大規模イベント空間の充実を図り、来訪者が集い楽しむことのできる公園を目指します。
2018年3月に名古屋三座と呼ばれた中日劇場が営業を終了。そして中日ビルも2019年3月に閉館します。これにより、新しい中日ビルの建設が計画されており、栄地区グランドビジョンに沿いながら、地域の活性化を担う再開発となる構想が検討されています。